マスクと肌荒れとその対策

11月もそろそろ中旬にさしかかろうという頃、日中日差しがあってもなんだか少し肌寒くなってきました。気温が低く風が冷たくなってきただけでなく、徐々に空気も乾燥気味になってきました。空気が乾燥してくると肌も乾燥気味になり色々な肌のトラブルが発生してきます。

肌のバリア機能

肌の表皮の最も外側には角質層という部分がありますが、この層にバリアとしての機能がありこれによっての水分の保持力が安定し、水分の蒸散を防ぎ、アレルゲンなどの侵入を防ぎ、外からの刺激から肌を守ってくれます。

肌が様々な原因(空気の乾燥による刺激や紫外線によるダメージ、生活習慣の乱れ等など)によって傷つくとこのバリア機能が低下し肌の水分保持力が下がってしまい乾燥肌となってします。

※アトピーの患者は元々このバリア機能の低下している肌質(乾燥肌)ということになります(乾燥肌の人≠アトピー患者 ではありません)

マスクによる肌荒れ

毎年この時期からインフルエンザや風邪が流行ってきて、翌年の春過ぎまで花粉症等の流行も続くためマスクを着用する方が増えますが、今年はコロナウイルス流行のせいで例年以上にマスクを着用する方が多く、そのせいで顔面のマスクを着用する部分の赤みやかゆみ、ニキビなどの肌のトラブルがものすごく増えています。

マスクによる肌荒れの原因

①摩擦 

マスクを着脱したりズレを直したりすることで肌とマスク繊維がこすれ合い、その時に角質層表面が削られることで肌のバリア機能が低下し、少しの刺激で赤みやかぶれ、ニキビ等を起こしてきます。

②蒸れ(むれ)

マスクをして呼吸をすると呼気が充満するマスクの中は温度・湿度が高くなり、アクネ菌(ニキビ菌)などの雑菌が繁殖しやすい状態になります。また汗や皮脂も増えますからその結果ニキビや吹き出物等ができやすくなります。

③乾燥

マスクを外した瞬間に内側の湿気が急激に蒸散し、このときに肌の水分も一緒に出て行くので肌の乾燥が進んで肌荒れしやすくなります。

④マスク素材の刺激

使っているマスクの素材が自分の肌にあわない(負けてしまう)場合や洗って使っている布マスクの繊維に洗剤成分が残っている場合に肌荒れしやすくなります。

マスクによる肌荒れを防ぐには・・・

①スキンケア

肌荒れを防ぐためには、肌のバリア機能が低下しないように日々の基本的な肌のお手入れをしっかりとする必要があります。一日の終わりには必ず肌の汚れやメイクをやさしく丁寧に洗い流し肌を清潔にします。それから適量の化粧水と乳液を肌全体にむらなくしっかりと塗ります。化粧水や乳液などはそれぞれ正しい用量、正しい用法がありますからそれらを確認して使用します(やり過ぎもやりなさ過ぎもいけません)。

保湿ケアを行い、正しいスキンケアを継続していくことで肌表面の角質層が良い状態(キメが整った状態)となりバリア機能が高まり、肌荒れを防ぐことになります。

②ワセリンなどを利用する

マスクが頻繁に触れる頬や鼻、あご、耳の後ろ等はその刺激で赤くなりやすいので、そうした部分にはあらかじめワセリンなどを塗っておきます。ワセリンによって肌表面に保護膜をつくって外からの刺激をやわらげます。

③汗などはこまめに拭く

蒸れたり汗をかいたりすると湿度が高くなり、アクネ菌等の雑菌が繁殖してくるのでこまめに汗は拭き取りを行います。そして再びマスクをつける前にはほんの少し保湿ケアもしましょう。もしもマスクが汗で湿っている場合は、新しいマスクと取り替えるのがよいです。

④マスクの素材を変える

肌への刺激の少ないマスクを使用する。一般的な不線維マスクよりもオーガニックコットンなど、肌触りが優しく天然油分による保湿効果のあるマスクにしてみたり、不織布マスクでもガーゼやコットンなどのやわらかい素材を肌との間にはさんでみたりしてみるのがよいです。

それでも肌荒れがひどい場合は・・・

医療機関(当院)を受診して早めに治療をしましょう

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