春先に希望者が増える処置

春先になると希望者が増える処置があります。ピアス穴開けです。ピアスの穴を開ける(作る)という処置は一年中していますが、毎年早春のこの時期になると希望者がグググーッと増えます。特に10代や20代の方が多くいらっしゃいます。おそらく学校(高校や大学等)を卒業したり新社会人になるというタイミングだからかなと推察されます。厳しい校則からの解放や新大学生、新社会人になるタイミング、または一つの節目としての記念に開けたくなるんだろうなあと思うわけです。

ピアスとは

まずピアスは、英語で pierceと書きますが、これは英語では「(…を)突き通す」、「(…に)穴をあける」、「(…を)貫通する」などの動詞になります。ですから“ピアスを付ける”や“ピアスの穴を開ける”という言い方は英語的には変なのですが、そもそも日本では“ピアス”というものはアクセサリーの種類の一つとして認識されています(つまり和製英語ですね)ので、ここではそのようなモノとして書いていきます。

当院でのピアス事情

当院でのピアッシングですが、原則的にいつでも予約なしで処置ははしております。

また、この処置には年齢制限を設けてはいませんから希望があれば何歳の方にでも行えます。勿論未成年者の方は本人の希望意思と保護者の方の同意同伴が必要ということは大前提です。過去に一番若い方で6歳のお子さんにしましたし、最高齢はの方は85歳過ぎくらいの女性でした。ちなみにこの女性この時が人生で初めてピアスをつけた瞬間でした。

性別としてはやはり女性が圧倒的に多く、希望者のざっと95%は女性です。

ピアッシング法

当院では、ピアシングをする時はニードルかピアッサーかピアスガンを使います。

ニードル
ピアッサー
ピアスガン

当院でピアスを購入された場合はピアッサーやピアスガンを使いますが、ご自身でピアスをご持参された場合は基本的にニードルで開けます。あと部位によってピアッサーやピアスガンが使えない場所もあり、そういう場合は当院でピアスやピアッサーを購入していても敢えてニードルを使います。

痛みと麻酔

ピアッシングの処置には必ず痛みが伴います。ニードルにしろピアッサーにしろピアスガンにしろ先のとがったモノを使って強制的に皮膚に穴を開けるわけですから当然痛みはあります。

よく麻酔はしないのですか?と訊かれますが、麻酔は穴を開ける部位や開け方によっては麻酔処置をする方が痛い(注射でしますから)こともあり、全ての場合、部位に麻酔を行うことはしません。因みに耳たぶに開けるときは、その数や付けるモノの種類に関わらずNO麻酔です。

ニードル、ピアッサー、ピアスガンではどれでするのが痛いか?ですが、よくネットなどにニードルは先が鋭利な針で、ピアッサーなどは先が鈍もので刺すからニードルが一番痛くないと書いているものをみますが、当院で患者の声を聞いているとニードルの方が痛いようです。ただし開けた部分が膿んでくる可能性はニードルの方が少ないです。

ピアス部位について

施術の中で圧倒的に一番多い部位はやはり耳です。

単に耳といってもその中にはたくさんの部位(名称)があります。

耳に関しては今までにたくさんの方の処置をしてきて、ほぼ全ての部位のピアッシングをしました。

耳の次に多い部位は顔面です。顔面もたくさんの部位がありますが、ここもだいたい主だった所はほぼすべて穴開けてきました。

当院ではニードルを使いますので、ご希望があれば全身のどのような部位にでも開けております(今までに諸事情によりお断りした場合も少しありますが)。

案外首から下のボディピアッシングも希望者が多くて、結構普通にやっております。